内臓マニピュレーション (2017/10/18)


 

10月も半分終わり、寒くなってきましたね~

風邪をひかれてる方もおられますし、インフルエンザもすでに流行の兆しの様です!

 

内臓マニピュレーションってなんだ?!と思われる方も多いと思います。

内臓マニピュレーションを広めた、

フランス人オステオパスのバラル先生のFacebookでシェアされた動画があったので載せてみました。

バラル先生は、Time誌が選ぶ世界の10人のセラピストにも選出されたことがあるようです。

 

内臓マニュピレーションとは、簡単に言うと動かなくなった内臓(肝臓、胃、腎臓など)を動けるようにする事です。

健康な器官・内臓には動きがありますが、色々な理由で動きが悪くなると

体液循環、ホルモン分泌、免疫の他、腰痛・肩・膝などいろいろな問題が起こります。

 

バラル先生が言う動きには2種類あり、

①可動力

②自動力

の2つがあります。

 

①は、身体の動きや呼吸に伴って起こる内臓の動き。

②は、内臓や器官が持っている繊細な動きです。

前に読んだ、記事では骨格系の問題は、内臓から来ている物の方が多いというのも見たことがあります。

 

内臓マニュピレーションが生まれた過程では、かなり東洋医学の影響があるのが、鍼灸師として面白いところです。

 

例えば、肝臓には「怒」の感情があったり、時制的な考え方、、、

診断でも、ソースポイント(経絡でいう原穴)を使っているなど、、、

なかなか興味深いです。

 

経絡の流れは、陰経と陽経では逆になりますが、

ロッシング先生はソースポイントの上では、すべての経穴で心臓に向かう求心的動きになり、

経絡はもっと複雑な流れになっていると言っていました。

実際、経絡も正経、奇経や子午治療の考え方、増永先生の経絡図その他などなどいろいろな流れがあることからも頷けます。

 

ちなみに、ロッシング先生は鍼灸で可動力は改善できるが、知り合いの鍼灸師との研究の結果、

自動力は改善できないと言っていました。

僕は、できると思います。(古代九鍼・漢方も使ってですが、、)

長鍼や大鍼を背中に打つと内臓がすごく動きだすのを感じます。

他の流派の先生のやり方もあると思います。

 

なかなか症状の改善がみられない場合は、内臓やリンパ、血管などに目を向けるのも重要です。

 

 

季節の変わり目、体調崩さないように気をつけて下さい!

 

 

OMT LAB オステオパシー 整体 松江

代表 山崎悟志

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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